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彫金・石留とは/タガネとは

彫金・石留めについて

彫金とはその名の違り、金属を彫り刻むことを指します。 日本では古来より‘彫金が工芸として存在していましたが、 現在のようにジュエリーに用いられていたわけではありません。 仏具や、武具、家具などの様々な用途の金属工芸が発展し、 彫る這具であるタガネの種類や技法も増えるようになりました。 現在の彫金は、これらの金届工芸の伝統を受け付いできた、いわ―ば集大成なのです。

彫金の歴史

古来、銅器文化が起こり、その加工のために様々な技法が考案されてきました。 時を重ねるなかで、仏具や、武具、家具などと共に、町民文化も発展し「タガネ」の 種類も増え、 片切、ミル、梨地、打ち出し、甲すくいなどの多くの「タガネ」が考案され、 一気に彫金1支術が発展しました。

やがて近代に入り、西洋文化が流れ込む中で、伝統工芸としての彫金はジュエリーの装飾工程にその用途を移してきました。

彫り、石留めはジュエリー加工において最後の工程です。 唐草、月桂樹、忘れな草といった.1臭1差を彫り、ジュエリーの顔ともいうぺき貴石を留める。 まさにジュエリーに表情を与え命を吹き込むことができるのです。

石留めとは

  • 日本では江戸時代から「石留め」といわれる工程はありましたが、 明治時代に入り‘倉石が国内にも出回るようになリ、タガネ1支法を得意とする 彫金家がIJったものに石留め、主に彫り留めが施させるようになりました。

タガネとは

  • タガネとは、彫金に必要な彫るための這具のことです。 漢宇では「雲」と書きます。プ口の彫金師ともなる と50本以上のタガネを自在に操ります。
    タガネの先端は細く、写真ではなかなかわからないと思います。
    是非、見学、体験入学に来て頂き、実物のタガネを見て触れて実際に彫ってみて下さい。

タガネの種類

  • タガネには先端の平たい物から、尖った物もあり、多種多様、数も膨大です。 彫金をするための材質、模様などを考慮し、それらに過したタガネを用いて細工を施していきます。